細川会計事務所@千葉 の中の人のブログ

令和元年11月、千葉市内で独立開業した30代ひとり税理士のブログです。

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真夏のピークが去りました。不朽の名曲『若者のすべて』について思うこと

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ここ数日、一時期の茹だるような暑さはひと段落し昼夜ともに過ごしやすくなりましたね。

夜の寝苦しさからも解放され、嬉しい限りです。

 

そう。

本当は嬉しいはずなのに、妙に寂しい。

毎年夏の終わりは、この寂しさが胸の深いところを去来し、どうにも落ち着きません。

 

『何か忘れてやしないか』と不安になります。

 

そしてそんな黄昏時、頭の中を流れるBGMは、きまってフジファブリックの『若者のすべて』です。

そしてまた、寂しくなるのです。それも、より複雑に。

 

 

フジファブリックのボーカル・志村 正彦は、2009年のクリスマスイブ、齢29にしてこの世を去っています。死因は明らかにされていません。

 

しかしこの『若者のすべて』は、彼の死後、Bank Bandや槇原敬之さんなど多くのアーティストにカバーされるなどして、今でも多くのファンから愛され続けています。

 

彼は自身の作品を通じて、死後も『生きる』ことができる、稀有な才能の持ち主でした。

 

 

人生のある時期のある感情に、この曲は似ている気がします。

 

Perfumeのっちさんの言葉がとても印象的です。

 

『あの曲を聴かないとならない感情みたいなものがある』

 

時間の圧倒的な不可逆性が産みだしたノスタルジーに、思春期のさわやかさや青臭さや後悔をごちゃまぜにしたような、とても複雑で危うい感情です。

 

 

夏が終わる寂しさと大人になることの寂しさがリンクします。

 

『何か忘れてやしないか?』

 

そして今日も、私の頭の中には志村 正彦の『若者のすべて』が流れるのだ。

 

 

真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに街は 落ち着かないような 気がしている


夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて
「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて


最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな


ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ


世界の約束を知って それなりになって また戻って


街灯の明かりがまた 一つ点いて 帰りを急ぐよ
途切れた夢の続きをとり戻したくなって


最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな


ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ


すりむいたまま 僕はそっと歩き出して


最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな


ないかな ないよな なんてね 思ってた
まいったな まいったな 話すことに迷うな


最後の最後の花火が終わったら
僕らは変わるかな 同じ空を見上げているよ

 

 曲 フジファブリック

 作詞・作曲 志村 正彦

 

 youtu.be

 

 

***編集後記***

来週は少しだけ更新頻度が落ちるかもしれません。

一部記事のリライトと、それ以外にも少しやりたいことがあります。

ホームページもなかなか手がつけられずにいます…。