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以前書いたように建物自体のインターネット回線がVDSLであるため、今流行りの1G2G出る爆速回線とはほど遠い環境にあります。
しかし実際使ってみるとコンスタントに30~50Mbpsほどの速度は出ており、普段使いで困ることは今のところありません。
ただ、時折接続時に数秒程度のタイムラグが発生することがあり、急いでいるときなどは軽くストレスを感じることも。
そこで今回は、回線そのものやプロバイダの変更を伴わない、いますぐできるネット環境の改善方法を2つほどあげてみました。
ルーターのファームウェアを更新する
お部屋のインターネット回線の『基』であるルーターですが、自動的にファームウェア(ルーターを動かしているソフト・アプリのようなもの)を更新してくれるものもあればそうでないものもけっこうあるようです。
実は私もここしばらくこちらの更新を失念しており、数年前のバージョンで運用していました。
そこで試しに更新してみたところ、上記したタイムラグがきれいサッパリなくなり(!)、回線速度も平均して10Mbpsほど改善しました(速くなったというより安定したのかも)。
NEC Atermの場合、スマートフォンに下のアプリを入れるととても簡単にできます。
◆手順1 バージョンアップしたいルーターを選択します。
◆手順2 下の『クイック設定Web』を選択します。
◆手順3 左サイドバーにある『ファームウェア更新』を選択します。
◆手順4 一番下にある『更新』ボタンをクリックします。
すると、自動的に更新が始まります。
私の場合終了まで3分ほどかかりました。
終了すると、上の画面にあるバージョンが1.0.8→1.0.22へ。
溜まってたんですね~(笑)。その分効果は抜群でした。
DNSサーバーを変更する
DNSとは~という詳しいお話はプロの方にお任せしますが、簡単にいうとコンピュータ上の住所である『IPアドレス』と『http://~』のような文字列(ドメイン名)をひもづけしサイトアクセスを可能としてくれるものです。
DNSサーバーは通常プロバイダ契約すると自動的に設定されるのですが、スピード・セキュリティ・プライバシーの面を考えると独自に外部サーバーを設定してしまったほうが有利なことが多く、私も変更しています。
DNSプロバイダは世にたくさんありますが、中でも人気なのがCloudflare、Google、OpenDNSあたりとなっており、私はCloudflareを利用しています(無料)。
設定方法は以下の通りです。
◆手順1 コントロールパネルの『ネットワークと共有センター』内にある接続元を選択します。
◆手順2 左下に出てくる『プロパティ』をクリックします。
◆手順3 2つ設定箇所があるのですが、まずは上の『IPv4』のほうを選択し『プロパティ』をクリックします。
◆手順4 赤で囲われているところにある『優先~』『代替~』をそれぞれ設定します。
私が利用しているCloudflareですとアドレスはそれぞれ『1.1.1.1』と『1.0.0.1』となりますが、こちらの値はプロバイダによって異なりますのでお好みで。
終わりましたらIPV6も同じように設定を行います。Cloudflareの場合、それぞれ『2606:4700:4700::1111』と『2606:4700:4700::1001』になります。
終わりましたら『OK』をクリックして完了です。
最後に
どちらもデフォルトの環境に応じて効果の程は変わってくるのではないかと思います。私の場合しばらくファームウェアの更新を忘れていたこともあって効果抜群でしたが…。
その他、少しお金はかかりますが、LANケーブルが古い場合にはCAT7対応の最新のものに替えてみるなどしてみてもよいかもしれません。
なお回線速度の測定につきましてはこちらのサイトを利用させていただいております。
***編集後記***
TwitterからGmail宛のメールがまったく届かないのですが同じような方いらっしゃいますか?
もちろん迷惑フォルダは確認済みです。フィルタもかけていません。うーむ。