ずいぶん前に会計事務所で使用する複合機選びについて書きましたが、あれやこれやと悩んだ末、ブラザー MFC-L5755DWにしました。購入金額は5年保証付きで5万円弱です。
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複合機をチョイスするにあたって、機能面で『必須』と『あったらいいな』とにわけ、『必須』で絞り込み、『あったらいいな』で取捨選択の末決定しました。
『必須』スペック
もし複合機を導入するのであれば(導入しないやり方も検討はしました)個人的に必須だろうなと感じた機能は以下のものです。
分あたり25枚以上(できれば30枚)の印刷速度
何しろ当面はなんでも自分ひとりでこなす必要がありますので、不要な待ち時間やストレスは多少のコストを支払ってでも取り除くべきだと考えました。
スキャナ機能
スマホのスキャナーアプリでは対応できない場面が必ず出てきます。スキャナー単体で用意する選択肢もあったかもしれませんが、コストや場所等の問題から、コピー機を導入するのであればはじめからスキャナー付きの複合機を購入してしまったほうがという考えです。
自動両面印刷
無駄なひと手間やストレス除去のためです。
自動原稿送り装置(ADF)
こちらも同様です。
『あったらいいな』スペック
レーザープリンター
個人的に蛍光マーカーをよく使うので、マーカーでにじんでしまうインクジェットはできれば避けたかったです。
A3対応
契約書や情報量が多く文字が小さくなってしまう資料等はA3サイズで提示できればと思っていましたが、A4でも対応は可能です。
カラー印刷
グラフ等、視覚で強調して伝えたい情報はカラーで提示したかったのですが、自宅にある家庭用インクジェットを持ってくれば代替可能です。
『あったらいいな』の取捨選択について・結論
『A3に対応』している『カラー』の『レーザー』プリンターとなると、急にお値段が跳ね上がります(価格コムの場合、一番お安いものでも70万円超)。
保証を考えると中古は避けたかったので、どれかを諦めます。
まず『A3』ですが、利用頻度はかなり低くおおよその場合はA4で代替できますし、どうしてもという場合には徒歩1分のコンビニで対応できますので、諦めます。
次に『カラー印刷』機能ですが、自宅用のインクジェットを持ってくることにしました。
最終的には『A4対応』の『モノクロ』『レーザー』プリンターの中から選択することになりました。
この時点で選択肢は3つほど残っていましたが、機能的にはどれもそう大きくかわりはなかったので、最終的には『価格』と『印刷速度』を重視しこちらの機種を選択しました。
届きました。
ドドーン!
とても大きなダンボールが届きました。
しかし持ち上げてみると見た目ほど重くはありません。
御開帳。
容量の半分ぐらいは緩衝材(発泡スチロール)でした。
そりゃ軽いわけですね(およそ16.6kg)。
大きさは『435×427×486mm(突起物を除く)』となっています。
思っていたよりずっとコンパクトでした。
幅は家庭用インクジェットと同様、高さは家庭用インクジェット3つ分といったところでしょうか。
地べたに置くと低すぎて使い勝手がよろしくありませんので机や棚の上に置くか別途プリンタ台を用意する必要があります。
説明書とドライバーディスク。
インストール自体はとても簡単でしたが、私の場合ファイアウォールが邪魔してうまくいかなかったのでFWを一時的にオフにする必要がありました。
さて、動かしてみた感想ですが…
『速っ!!』
『ちょっとだけうるさい』
といったところでしょうか。
とにかく印刷速度については一般企業様ご利用の(それなりにする)複合機と比べてもまったく見劣りしません(分あたり40枚)。スコスコ印刷してくれます。こいつ、かっこいい…。
スキャナーも画質はまったく問題なく、ADFについてもいまのところとても好調です。
まだ本格的にがっつり実務で使用したわけではありませんので、その後感じたことがあれば追記します。
最後に
結論的にはいい買い物だったのではないかと思います。もちろん無線LANにも対応しています。
個人事業主や起業したての小規模企業などであれば特に、盲目的にすべての機能を兼ね備えた100万円超もする複合機のリースを選択する前に、こういった選択もあるということは頭に入れておいてよいのではないでしょうか。
『ペーパーレス』『脱紙依存』という観点から複合機を導入しないというやり方も一方ではあるかとは思いますが、ノウハウを持っておらず『現実的でないな…』と感じておられる方々にとってのひとつの妥協点として、当機種は悪くはないのではと感じています。
***編集後記***
ジェフのレジェンド、佐藤勇人選手が今季限りでの引退を発表しました。
彼がまだ10代の頃からその走る・戦う姿を見てきました(私の1歳上ですので当然私も10代でした笑)ので、非常に感慨深いものがあります。
勇人選手の第二の人生がさらに豊かなものになることを心から願っています。
本当におつかれさまでした。