細川会計事務所の中の人のブログ

令和元年11月、千葉市内で独立開業した30代ひとり税理士のブログです。

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開業にあたって、会計ソフト選定の【いちおうの】結論

かねてより20日の開業に合わせ会計・税務システムの選定を進めており、ギリギリまで迷った末についに決定しました(前日まで迷いました…)。

 

どなたかの後学になればと、決定までのプロセスを簡単にではありますが、記します。

 

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いちおう、MJSとMFクラウドで始めることに

まずは結論ですが、当事務所はMJS(ミロク情報サービス)とMFクラウド(マネーフォワード)の併用という形でひとまず歩を進めることを決めました。

 

当初より大枠で決めていたのが、インストール型のシステムとオンラインクラウド型のシステムとの併用です。

安定と安心、慣れもあるインストール型のソフトを(少なくとも当面は)軸に、新進気鋭の最新の技術やUIを載せたクラウド型のソフトをあわせて利用することによって自身にとっても顧客にとってもプラスになるのではないかと考えました。

 

ただしそうは言っても難しいのが、会計ソフトだけでは申告ができませんので、(特に法人の場合は)どうしても税務ソフトが必須となってくるという中で組み合わせを考える必要があります。

 

クラウド型のMFクラウドとfreeeについては税務システムの開発・提供は行っていませんので、インストール型のシステムについては必然的に税務システムを提供しているMJS、TKC、JDL(+NTTデータの提供する『達人シリーズ』)あたりを選択する必要性が出てきます。弥生会計は法人の税務システムを提供していません。

 

クラウド型については直接お話を伺った結果MFクラウドの導入をわりと早々に決めていたのですが、インストール型の上記した3-4択の中からの取捨選択にひどく時間を要してしまいました。

 

コスト、使い勝手(それは会計事務所側だけでなく、顧問先にとっても)、経験、ベースとなる価値観や考え方など、様々な要素に優先順位をつけ、消し込み、また戻し、の繰り返しです。用意された答えなどありませんので、自ら『えいやっ』と決断する必要があります。

 

当然ですが、この組み合わせについてはデータのインポート・エクスポートの面での相性も考慮する必要があります。

 

そんな中、消去法で最後まで残ったのはMJS、JDLのふたつ。その二択の中から、散々悩んだ末、慣れと経験を優先しMJSを選択しました。

 

コストのみで見るとJDLのほうがだいぶ優勢だったのですが(といっても現実的な金額)、今後開業当初のナーバスな時期を過ごすことを考慮に入れ、不要なストレスを回避する方を選びました。

無駄なストレスの排除というのは、生き方の部分で、私にとってはとても大事なことなのです。

 

その他の候補について

上記したとおり、当初他に考慮に入れていたのはTKC、JDL、弥生、freeeあたりでした。

 

TKC

TKCはそれなりに経験があるので当初はわりと優先度は高かったのですが、コストの面、そして何より、ここでは詳しくは語りませんが、考え方や価値観の違いにより選択肢から外しました。

 

JDL

最後MJSと二択で迷っていたのはJDLのクラウドMajor組曲でした。圧倒的な低コストが売りの会計・税務システムです。

これまでJDLを利用したことがなかったにもかかわらず最後まで選択肢に入っていたのは単純にそういったコストの面と、他のひとり税理士さんの利用率の高さからです。

頭がよく、効率を強く意識してお仕事をされている印象の強い方々もよく利用をされているようで、本当に最後の最後まで悩んだのですが、MJSの営業さんの熱心さと(笑)、利用したことのないソフトをこの環境このタイミングで導入することに対するリスクを回避する方を選びました。

人によっては違う選択もあったでしょう。

 

弥生会計

よく驚かれるのですが、この業界にいながら私はこれまで弥生のシステムをほとんど触ったことがありません。

ですが、企業シェアやコスト等々を考えるとこちらもわりと積極的に話を伺っていました。

しかし恥ずかしながら、弥生には税務ソフトがないということを、私はこのタイミングで知るのです…。

インストール型のシステムに税務システムを必須としている私の利用環境では、少なくともこのタイミングでの導入は叶いませんでした。

ただし今後ニーズ等をよく計った上で、利用を検討してもよいかもしれません。

 

freee

上記したとおりクラウド系のシステムからひとつ、と考えていたので、実質MFクラウドとの二択でした。

簿記がわからない事業者に優しいソフトであるというのはコンセプトとしてとても素晴らしいものだと感じています。

しかし我々プロの立場からするとやはり若干使い勝手に劣るかなという結論です。

ただ、どちらかというと二者択一という条件の中で渋々出した答えで、このタイミングではこういった結論を出さざるを得ませんでしたが、また違ったタイミングでいつかfreeeさんのシステムは試してみたいなと考えています。

 

なぜ【いちおう】なのか

経験則として、会計ソフト(というよりシステム会社)に大きく依存して仕事をされている諸先輩方をどうしてもかっこいいとは思えません。

ある程度組織が出来上がってしまうと仕方のない面もあるのだろうとは思うのですが、どちら側を向いて仕事をするのか、といった部分です。

間違ってもシステム会社や保険会社のためには仕事はしない、という私なりの意志表示になります。

時流に合わせて、その時々で顧客と事務所双方にとってベストな答えを選択し続けていければと考えています。

 

最後に

昨日、MJSのシステムの導入作業が終わりました。

初期指導も含めると通常3日ほどかかるそうなのですが、私は利用経験があるため3時間ほどで終了。

さっそく触ってみたのですが、やっぱり使いやすいですね。

3-4年ぶりですが、なんだかホッとひと息つく感じです。

 

この『大IT時代』においては、システムやその周辺サービス(特にオンラインのもの)については、常にアンテナを張っておかないとあっという間に『古い』側に分類されてしまいます。

私が最も恐れているものです。だって、かっこ悪いですよね。

自戒を込めて…。

 

 

 

***編集後記***

まもなくホームページ公開できそうです。

今は複数の友人にフィードバックをお願いしている状況で、まとめて、修正でき次第、といったところです。

ド素人の完全自作コンテンツをインターネットの海に放つことにかなりビビっています(笑)