みなさん『印泥』ってご存知でしょうか?
またの名を『練り印』といいます。
普段みなさんが日常生活の中で押印されるときに使う朱肉というのは、スポンジ様のものがオーソドックスですよね。
これです。
今回私が買った印泥というのは朱肉が粘土状になっていて、押印するたびにコネコネします。
勤務時代に上司の税理士が使っているのをみて、ずっと憧れていました(笑)
立派な箱に入ってます。
立派な陶器が出てきました。
御開帳!
中は乾燥しないよう、ラップのようなものにくるまれています。
よっしゃー!練るぞー!
こね…
こね…
こね…
固っ!
あやうく腱鞘炎になるところでした。
印泥の主成分は『艾(もぐさ)』と硫化水銀の『珠砂』と植物油とのことで、気温が低いと固くなってしまうそうです。ちなみに夏は逆にゆるくなるそうです。夏に買えばよかった。
ちょうど会計ソフトの契約書がリース会社から届いたので、押してみましょう。
こねて団子状にした印泥に印鑑の先端を軽くトントンとつけ、紙へ押し込みます。
お!?
印鑑を紙から離す際、紙が印鑑に吸い付いてきます。
おお!!?
押印した朱の色がとても深いです。
使わなくなった認印を使って比較です。
左が普通のスポンジ朱肉、右が印泥です。
写真でも一目瞭然ですが、実際はもっとすごいです。
印泥を使って押す税理士印はさぞかっこいいことでしょう。
そちらは本番までとっておきましょう。
そして実はこの印泥、前の職場の方から開業祝いでもらったギフトカードで買ったものです。
嬉しいな。
どうやらこの印泥というやつは手入れがとても大変(※)なのだそうですが、大切に使います!
※湿気や乾燥厳禁。定期的に練らないと油分が分離してしまうそうです。
***編集後記***
一昨日になりますが、勤務時代に担当していた会社さんへ遊びに行ってきました。
諸事情あり私が今後関与できる可能性はまったくのゼロなのですが、担当時からとてもよくしていただき個人的に思い入れの強い会社さんでしたので、開業したらあいさつには必ず伺おうと決めていました。
社長さんや経理を担当されていた仲の良い役員さんもみな元気そうで安心しました。
素敵なお花、ありがとうございます!青い薔薇!