僕にとってのジェフユナイテッド
実家がジェフがまだ「ジェフ市原」時代のホームスタジアム市原臨海競技場まで徒歩圏内だったということもあり、J開幕時以来のジェフサポです。
下川、中西、リトバルスキー、オルデネビッツ、マスロバル、城、チェ ヨンス、林、巻…。
僕の青春でした。
特に、のちに日本代表監督となるイビチャ オシム氏が指揮をとっていた2003年~2006年夏は毎日がハッピーで、自分がジェフサポであることをただただ誇らしく感じていました(もちろん今だって…)。
長年僕の全身には黄色い血液が流れていると思っていたのですが、先日食事の際うっかり口の中を噛み血が出たのですが、普通に赤かったですね。
2005年ナビスコ杯優勝時。僕も国立競技場で観戦していました。
さて、そんなわれらがジェフ千葉ですが、現在の順位はといいますと…J2(いわゆる2部リーグ)で15位(R1.7.30現在)。
おかしいですね。
上記したイビチャ オシム氏を日本代表へ強奪されて以降、クラブ成績は美しいほど右肩下がり。
ジェフユナイテッド市原・千葉の年度別成績一覧 - Wikipedia
監督かえてもダメ、GMかえてもダメ、社長かえてもダメ。
何をやっても裏目に出ます。
オシムさんがいたころはいくら主力を引き抜かれようともほかにどんなトラブルがあろうともそれらを追い風利用し前に進んでいく圧倒的なパワー・エネルギーがあったのですが、今はなにもなくても勝手にチームが後ろへ進んでいきます。
「J2にいるべきクラブではない」
降格以降耳にタコができるほど聞かされたフレーズですが、ここ数年はそんな言葉すらかけてもらえなくなりました。
友人たちにとって僕がジェフサポであることはもはやただのネタでしかなくなり、笑ってくれるならまだいいものの、気を使わせてしまい申し訳ない気持ちになることも多々あります(慣れましたが)。
しかし、それでも、それでも、愛おしいのです。
おかえりヨネ!
そんなわれらがジェフユナイテッド市原千葉ですが、昔からひとつクラブとして面白い傾向というか特徴があります。
それは、かつて出ていった選手がよく戻ってきます。
今期はすでに元日本代表の佐藤 寿人や、工藤が戻ってきていますし、寿人の双子兄の勇人もかつて一度京都サンガへ移籍していますがすぐに戻ってきています。
その現象はジェフのマスコットである秋田犬にかけて犬の帰巣本能などと呼ばれ、自サポ他サポ問わずひろくから面白がられています(?)。
(左)兄のジェフィ(右)弟のユニティ
そしてこのたびもまたひとり、かつて共に戦った選手が蘇我へと戻ってまいりました。
蘇我のプリンス、米倉 恒貴 選手です。
個人的にすごく大好きな選手で、ガンバ移籍以降も常に注目して見ていたのですが、まさか本当に戻ってくるとは…。
2007年のジェフ入団時には世代きってのプレーメーカーとして期待されトップ下やボランチなどセンターラインにポジションをとることが多かったのですが、故障が多かったことなどもありイマイチ芽が出ません。
しかし2013年のポジションコンバート以降、その爆発的なフィジカルや正確な超速クロス、優れたサッカーIQを活かし右サイドバックとして抜群の活躍をみせます。
その後2014年ガンバ大阪へ移籍、2015年には日本代表にも選出されます(アシストも記録)。
ちなみにたしかこのころだったと思うのですが、めざましテレビのイケメンアスリート特集にも出演しています(笑)。
以降ガンバで数年にわたり同ポジションの韓国代表オ ジェソクなどと激しいポジション争いに身を置き、自己研鑽を続けたのち、はれて今回の帰還への運びとなりました。
帰巣本能でもって戻ってくる選手はどうしてもアスリートとしての短いキャリアピークを他所でむかえた選手が多く、戦力的にみると少し複雑ではあったのですが、その点彼はまだ31歳になったばかり。
ガンバ側からリリースされたコメントをみるとどうも完全移籍前提なように見えますし、本人骨を埋めるつもりで来ているのでしょう。本当に楽しみです。
低迷する名門ジェフを救うというE難度ミッションを、はたして彼は完遂することができるでしょうか。
きついぞつらいぞくるしいぞ、でもきっとヨネなら…。
米倉 恒貴は、ジェフサポに心からそう思わせてくれるとてもとても稀有な存在なのです。
フクアリで黄色いユニフォームを着た彼に会えるのが今から楽しみです。
おかえり!ヨネ!頼んだぞ!ヨネ!!
細川