「今学生時代に戻れたらめっちゃ真面目に勉強するよね」
先日母校へ潜入した際、生涯学習センターの前で友だちとボソッとした会話です。
シラバスをながめワクワクもゾクゾクもするあの感覚は、当時10代後半の自分にはない感覚でした。
「なんなら一番前の席行くよね」
教室の一番後ろが僕たちの定位置でした。
頭は授業が終わった後のことでいっぱいでした。
日々その道のプロ・権威たちが膨大な量の知識や見識などを惜しむことなく語り伝えてくれるあの時間あの空間の本当の価値を、当時の僕たちは知りませんでした。
それも資格取得などのためでなく、もっと自由な学びです。
気づけないほど、若かったのです。
しかし今は違います。
今の自分なら一言一句もらさず聞きとり書きとり吸収できるよう最善の努力をするでしょう。
わからないことがあれば授業終了後すぐに聞きに行っていたでしょう。
スマホやレコーダーを使って録音していたかもしれません(許可が出るならば)。
これは後悔ではありません。
なぜなら当時の自分は価値に気づけていなかったので、どうしようもありませんでした。
気づきは成長を促します。
もちろんそのタイミングは早く数多いほうがよいのでしょうが、なかなか個人意思でどうにかできるものではありません。経験や見聞、思考などを積み重ねアンテナを張り続けるほかないのでは、という気がしています。
年齢や経験年数などはただの記号でしかないというのはこの業界にきて学んだことのひとつです(笑)
加えて、せっかくの気づきを受け入れる己の器量のご用意も、忘れてはなりません…。
社会人講座、受けたいです。